カウンターでの物販を数タップで会計、割引も込みで
お会計のお客様が、いま使った美容液と、それに合うトップコートを欲しいとおっしゃいます。それを数タップで会計し、その場で10パーセント引きにして、売上をその瞬間に帳簿へ残す方法をご紹介します。
テスさんは、レジの横に物販の棚があるネイルスタジオを営んでいます。たいていの日、帰りがけに何かを買っていく方がいます。困っていたのは売ることではなく、記録することでした。お客様が支払い、ボトルは棚から出ていき、その売上はノートか、付箋か、どこにも残りませんでした。数か月ごとにテスさんは棚を数え、売ったつもりの数と合わないことに気づき、理由を突き止めるのを諦めていました。そんなある木曜日、常連のお客様がジェルネイルを終え、テスさんが使ったキューティクル用の美容液を手に取って、これを1本と、合わせてトップコートも持ち帰ると言いました。
2回タップすれば、会計が画面にできあがる
Bookatu の管理画面には Sell という画面があり、カウンターでスマートフォンを使うことを想定して作られています。商品が大きなタイルで並ぶので、お客様が目の前に立っている状態でも、親指ひとつで操作できます。テスさんは美容液のタイルをタップし、次にトップコートのタイルをタップして、両方が会計に入りました。同じタイルをもう一度タップすれば数が増え、小さなプラスとマイナスのボタンで押し間違いも直せます。各タイルには価格が表示され、在庫を管理している商品なら棚に何個あるかも出ます。売り切れの商品はタイルにそう表示され、追加できないので、手元にないボトルを会計してしまうことがありません。棚が画面に収まらないほど大きい場合は、上部の検索欄で商品名、ブランド、カテゴリから絞り込めます。

10パーセント引き、カウンターでその場で決める
そのお客様は3週間おきに来られるので、テスさんは少し引いてさしあげたいと思いました。Sell の画面の下には割引の行があります。小さな切り替えでパーセントか金額かを選び、隣の欄に数字を入れます。テスさんはパーセント側をタップして10と入力しました。その下のバーに、小計、差し引かれる割引、そして新しい合計が表示されます。まだ何も記録されていない段階でです。数字を間違えて入れても、直している間、合計はそのまま追いかけてきます。割引は小計を上限にしてあるので、入力ミスで売上がマイナスになることもありません。
記録すれば、棚はもう知っている
最後の手順は支払い方法です。Cash、Card、Other から選ぶだけの単純なドロップダウンがあります。お金そのものは、これまでどおりカード端末やレジを通って動くからです。テスさんは Card を選び、Record sale をタップしました。在庫の数はその瞬間に減りました。商品のページでは美容液が1本、トップコートが1個減っていて、もしその美容液が発注ラインに達していたら、その時点で Low stock の表示が付いています。静かな確認の仕組みも入っています。画面の情報が古く、最後の1本がすでに出ていた場合、Bookatu は本当に手元にあった分だけを記録するので、存在しないボトルを売ったことにはなりません。
記録した売上は、すべて在庫の記録に1行として残ります。各行には次の情報が入ります。
- 日付と時刻、そしてどの商品が出たか。
- 割引後に、1個あたり実際にいくらで売れたか。表示価格ではありません。
- 支払い方法と、お渡しした割引。POS · Card · 10% off のような短いメモの形で残ります。
- 在庫が動いた理由。売上が、入荷や在庫の修正と混ざることはありません。
割引は1セント単位まで公平に配分される
ここは手作業では絶対にやりたくない部分です。売上全体からの10パーセント引きは、美容液とトップコートの間で分け合う必要があり、セントはめったにきれいに割り切れません。Bookatu は、それぞれの金額に比例するように割引を配分し、余った1セントも精算するので、記録に残る商品ごとの価格の合計は、お客様がお支払いになった金額とぴったり一致します。どの行もマイナスにならず、丸められて消えるものもありません。細かい話に聞こえますし、実際に細かいのですが、だからこそソフトウェアがやるべき仕事です。帳簿と画面の合計は、常に1セントまで一致します。
会計をする意味は、お金が動くその瞬間にあるのではありません。半年後に、棚から何が出て、いくらで売れたのかをはっきり言えることにあります。
確定申告は、掘り返す作業ではなくダウンロード
税理士さんに物販の売上を聞かれたら、答えはボタン一つです。記録は Products の下にあり、日付、商品、数量、単価、そして支払い方法を示すメモを含む CSV として書き出せます。1年のあいだにカウンターで会計したものは、割引も含めてすべてそこに入っています。テスさんは以前、カードの明細と記憶から物販の売上を組み立て直していました。いまは会計したそのタップで、売上と同時に記録も書き込まれます。
ここまでのどれも、テスさんに働き方を変えることを求めていません。お客様はこれまでどおりの方法でお支払いになります。違うのは、その売上が頭の中の推測ではなく、帳簿の中の事実になったことです。商品に2タップ、割引に数字を1つ、記録に1タップ。棚の数も帳簿も正しいままで、お客様が帰られたあとに書き留めるものは何も残りません。