メッセージに溺れていたネイルサロンが、お客様に自分で予約してもらうまで
マウント・イーデンの小さなネイルサロンは、予約のメッセージに溺れていました。お客様が自分で予約できるようにし、暇な曜日をグループセッションで埋めたところ、常連の方がお友達を連れてくるようになりました。オンライン予約と紹介がサロンを育てる過程を、飾らずにご紹介します。
プリヤさんが限界を迎えた日曜日
プリヤさんは、マウント・イーデンの裏通りで小さなネイルサロンをやっています。椅子が2脚、良いコーヒーマシン、読み込まれた雑誌の山、そして自分で水をやる窓辺のプランター。ジェルの仕上げは見事ですが、予定管理はまるでだめでした。2年間、予約システムは携帯電話そのもので、その携帯は週末を尊重してくれませんでした。
ある日曜日、数えてみました。19件。Instagram から、WhatsApp から、いくつかはショートメッセージ、2件は存在を忘れていた Facebook ページから。ケイトさんという方が木曜の枠を9時にお願いしますと書き、9時14分にもう一度書き、二重に送ってすみませんと謝ってきました。プリヤさんが返信したときには、ケイトさんは別のお店を予約済みでした。携帯にお店を仕切らせるのはもう終わりにしよう、と決めた瞬間でした。
夜11時に応対してくれる予約リンク
プリヤさんは Bookatu にページを作り、Instagram のプロフィールにリンクを置きました。メニューは料金と所要時間つきで、そのまま見える場所に並びます。お客様は施術を選び、プリヤさんが本当に空けている時間に自分で予約を入れます。往復のやりとりも、カレンダーのスクリーンショットも要りません。ただ予約が入るだけです。
プリヤさんが予想していなかったのは、その時間帯でした。人は思い立ったときに予約するもので、それが営業時間中であることはあまりありません。夜11時40分に入るジェルのリペア。バスの中で取られる誕生日のマニキュア。眠っているあいだもページは開いていて、静かに1週間を埋めていきます。朝になると、指一本動かさないうちに予定が増えていました。
以前は、閉店後に連絡をくださった方を取りこぼしていました。今は朝起きると、もう自分で予約が入っているんです。眠らないし昇給も求めない受付が一人いるみたいな感覚です。
静かな火曜日をイベントに変える
火曜日が悩みの種でした。静かで、少し気持ちが沈む曜日です。そこで試してみました。グループセッションを一つ、2時間のガレンタインズ・ネイルの夕べとして、8枠、1人あたりの料金、日時固定で設定したのです。説明にプロセッコを少しつけますと書き添えて、リンクをあちこちに共有しました。
3日で満席になりました。8人がオンラインで先に支払ったので、集金に追われることも、直前のキャンセルで夜を無駄にすることもありません。セッションのカードにはサロンの住所と道順が入っているので、迷ったまま来る方も、通りの反対側から連絡してくる方もいませんでした。翌月も同じ回をやりました。今では火曜日にキャンセル待ちがつきます。
グループセッションは、思っている以上にネイルと相性が良いものです。プリヤさんが日時を決めて開いている回には、こんなものがあります。
- 初心者向けのセルフケア講座。マニキュアを長持ちさせるコツをお伝えします
- 季節ごとのチップネイル会。参加した全員が週末用のセットを持ち帰ります
- 10代向けのネイルアートの夕べ。親御さんがまとめて予約して支払えます
- ブライダル準備の午前の回。花嫁さんとお友達がグループで来られます
プリヤさんを独り占めしたいお客様のほうは、何も変わっていません。マンツーマンのフルセットは今も普通の予約で、いつも通りに取っていただけます。グループセッションは日々の予約の代わりではなく、その隣に並ぶものです。
公園で回を開くとき
季節に一度、天気が味方してくれるときに、プリヤさんはドメイン公園で夏のポップアップをやります。ネイルとピクニックを合わせた小さな会です。Bookatu の屋外セッションはカードに最新の天気予報が付くので、申し込む前にどんな日になりそうか分かります。雨だったらどうなりますか、という不安のメッセージが百通も来なくて済みます。
予報が崩れたときも、8人に一人ずつ悪い知らせを送る必要はありません。セッションを中止にすれば、全員に自動でクレジットが付き、メールが届きます。返金の手作業も、真夜中に打つ気まずいお詫びもありません。雨は困りますが、少なくとも事務仕事まで増えることはありません。
良いお客様に、営業をお任せする
プリヤさんがずっと分かっていながら、手をつけていなかったことがあります。一番の宣伝は、すでに椅子に座っていたのです。人はお互いのネイルをしょっちゅう褒め合います。ある女性がサロンを出て、職場で誰にやってもらったのと聞かれる。それが、お金をかけずに増えた新しいお客様です。
そこで、お客様それぞれに紹介リンクを送り始めました。お友達がそこから予約すると、そのお友達は初回の料金が少し安くなり、送ってくださったお客様にも還元が入ります。かつて待ちきれずに別の店を予約したあのケイトさんは、いまや自分のリンクで4人のお友達を連れてきています。プリヤさんに言わせれば、ケイトさんは一番の営業担当です。しかもご本人にその自覚はありません。自分のネイルが好きで、その話をするのが好きなだけなのです。
プリヤさんの負担はほとんどなく、しかも積み上がっていきます。満足したお客様が一人、2人を連れてくる。その2人がブランチで話題にする。そうしているうちに、広告を一つも出さないままサロンが埋まります。紹介の特典は小さなものです。それに付いてくる信頼は、小さくありません。
実際に変わったこと
1年たって、プリヤさんの携帯はただの携帯に戻りました。見たいときに見るもので、返信の速さで収入が決まる道具ではありません。火曜日は埋まり、屋外のポップアップも天気に慌てずに回っています。新しい顔も、信頼している人からすでに勧められた状態でやってきます。
そして Bookatu は手数料を取らないので、その1ドルまで全部がプリヤさんのものです。グループセッションも、深夜の予約も、友達の友達も、公園の夏のポップアップも、すべて満額で手元に入ります。
ご自身の携帯が二つ目の仕事のように感じられてきたなら、いきなり全部を作り替える必要はありません。お客様がすでにいる場所に予約リンクを置き、それから静かな曜日にグループセッションを一つだけ試してみてください。誰が来てくださるか、見てみましょう。週末が戻ってくる感覚をつかむには、たいていそれで十分です。