サロンのためのAI:空っぽの説明欄とお別れする
Bookatuのすべての説明欄に Write it for me ボタンが付きました。あなたの言葉づかいで下書きを作り、入力した実際の価格はそのまま残します。取り消しはクリックひとつです。
自分のいちばん得意なフェイシャルのことは、誰よりもよくわかっているはずです。椅子に座ったお客様となら、その話を10分は続けられます。ところが管理画面を開いて説明欄をクリックすると、何も出てきません。カーソルが点滅します。一文書いては消します。とりあえず空のままでいいか、と決めます。予約ソフトの空っぽの説明欄の半分は、オーナーに言うことがないから空なのではありません。自分の仕事について書くのが、なぜか難しいから空なのです。
どの欄にも、小さなボタンをひとつ
Bookatuの管理画面にあるすべての説明欄に、小さなボタンが付きました。空の欄では Write it for me、すでに文章が入っている欄では Polish my wording と表示されます。クリックすると、あなたが入力するはずだった場所に下書きが現れます。そのまま使っても、直しても構いません。自分で書いた文のほうがよかったと思ったら Undo を押せば、始めた時点にそっくり戻ります。
どこでも同じボタンなので、ひとつの画面で使ってしまえば、あとの画面でも同じように使えます。
- メニューや商品の説明、それに予約ページの上部に出るキャッチコピー。
- スタッフの紹介文と、問診フォームの冒頭に出るあいさつ文。
- 回数券や会員プランの説明、それにギフトカードに添えるメッセージ。
- ニュースレターの件名と、しばらく来ていないお客様に送る呼びかけの文面。
- 誕生日のメッセージと、メールの末尾に入る署名文。
事実は残して、飾りは落とします
下書きは、ソフトウェアの話し方ではなく、お客様に話しかけるときの言い方で書かれます。入力した具体的な情報はそのまま残るので、$55 の価格は $55 のまま、45分のメニューは45分のままです。名前も、あなたが書いたつづりのままです。そして機械が書いた文章にありがちな癖、大げさな形容詞や、どこの店にでも当てはまってしまう言い回しは、あえて避けます。声に出して読んで恥ずかしくなる下書きなら、それはたったひとつの役目を果たせていません。
実際にはこんな感じです
以下の例は作ったものですが、どのくらい変わるかの目安にはなります。
ネイルサロンのメニュー。入力したのは、ジェルネイル、45分、$55。下書きは、数週間つやが続くジェルネイルです。45分、$55。手元のことを忘れていられる仕上がりでお帰りいただけます。
スパの回数券。入力したのは、60分マッサージ3回、$240。下書きは、1時間のマッサージが3回で $240。ご都合のよいときにいつでもご予約いただけます。一度のお支払いで、次の2回分まで決まります。
トレーナーの紹介文。入力したのは、Sam、10年、ストレングスとコンディショニング。下書きは、Samは10年にわたって、ふつうの人が強くなるのを手伝ってきました。ストレングスとコンディショニングが本業です。それをあなたの1週間に収めることが目的です。
どの下書きも、大事に扱うものではありません。ひと言ふた言直しても、まるごと取り消しても構いません。大事なのは、カーソルを見つめる代わりに手直しをしているという点です。手直しのほうが、ずっと簡単です。
すでに書いた文章を整える
このボタンは空の欄のためだけのものではありません。何年も前に書いた説明が古びてきたときや、呼び戻しのメッセージが少し硬いときは、Polish my wording が意味はそのままに、文章まわりを整えます。書くことを人に渡す感覚ではなく、誰かに読み返してもらう感覚に近いはずです。この機能をいちばん気軽に試す方法でもあります。ずっと気に入らなかった説明をひとつ選んで、整えてみてください。前のほうがよければ Undo で戻せますし、失うのは1分だけです。
これは聞こえる以上に効きます。どのメニューの説明もすっと読める予約ページは、お客様が何を買うのかを推測しなくてよいページです。推測しなくていいお客様は、やりとりを重ねずに予約します。
説明文を書くのが好きでサロンを開いた人はいません。説明文が説明している、その仕事をするために開いたはずです。
費用について
この文章作成の機能は、プランに含まれる月々のAI利用枠の中で動きます。Usage & spend のページには、その枠とどれだけ使ったかが、アカウントのほかの項目と並んで出ています。月末に驚くことはありませんし、黙って課金されることもありません。
次に空の欄に出会ったら、ボタンを押してみてください。下書きを声に出して読んでみます。調子のいい日の自分の言葉に聞こえたら、そのまま使いましょう。そうでなければ取り消してもう一度押すか、気になる2語だけ直せば済みます。どちらにしても欄は埋まり、予約ページは、お客様が実際に会う人の言葉で話しはじめます。